硬毛化が起きる原因と対処法について説明します

脱毛をしたのに、何故か逆に毛が太くなってしまう。そんな現象があることをご存じですか？　もしご存じではないなら、脱毛を始める前に絶対に知っておいてください。

でないと、このような現象に遭遇したときに、戸惑いそして「高いお金をはらってるのに何故」と絶望に打ちひしがれてしまう可能性だってあるからです。

ということで今回の記事では、脱毛の時に起こる問題点の一つ硬毛かについてご説明したいと思います。

硬毛化とは

硬毛化とは脱毛した箇所において、本来なら毛が減るはずが、逆に元の毛よりも太くて濃い毛が発生してしまう現象のことです。発生する確率的は非常に希で、1%程度と言われております。

なお、脱毛をした範囲の毛がすべて太くなるわけではなく、数本～十数本が太くなり、太くなると同時に数㎝くらいまで長く伸びてきます。

また硬毛化はニードル脱毛以外のすべての、熱作用で脱毛をする機械すべてで発生しうる現象となります。つまり、レーザーを使うクリニック、光を使うサロン、すべてにおいて硬毛化という問題に直面する可能性があるのです。

硬毛化の詳しいメカニズムについてまだ判明しておらず、一説にはなりますが脱毛に際し十分な熱作用が働かなかった場合などに起きるのではないかと言われています。

少し専門的な言葉を使ってしまいますが、組織の熱損傷が起こっている所には、各種のサイトカインなどの修復促進因子が分泌されて、生き残った毛は成長が促進されて太く長い毛が生えるようになるのではないかと考えられています。

硬毛化が起こしやすいのは産毛を含めた、柔らかい毛が多い箇所に発生しやすいです。さらに色白で毛孔（毛穴）が開き気味の方が硬毛化しやすい傾向にあります。

また、部位で言うと、下顎部、うなじ、肩周囲、上腕、腰部、殿部、背部などが硬毛化する可能性が高い箇所となります。

硬毛かしてしまった場合はどうすれば良いのか？　まずは、患者様の目線で言うとすれば、通われているクリニック、サロンに相談してください。当然ながらご自身で対応するのは不可能です。どのような対処になるかはそれぞれ異なると思いますが、基本的にそのまま放置ということはないと思います。

施術者に状況などを共有しながら、今後の治療方針を決めていくことが大切です。なお、ここからは専門的になってしまうので、ほぼ施術者向けの内容になってしまうことをご了承ください。

硬毛化は原因が明確になっていないこともあり、とても難しい問題です。しかしながら、有効的な治療もいくつか提案されています。たとえば以下の内容です。

上記はあくまで一例であり、実際の対応には患者様の状態をしっかりと観察したうえでの判断が必要です。この判断は経験と知識が必要となりますので、ある意味では腕の見せ所でもあります。

患者様、施術者ともに悩まされる硬毛化。発生してしまったからと言って悲観せずに、しっかりと処置をおこなっていきましょう。もし、何かご質問などがあれば、お気軽にLINEからお問い合わせください。

※多くの方からご質問をいただいているので、ご来店いただいていないお客様からのご質問は3回までとさせていただきます。ご了承くださいませ。

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